こんにちは、kotaです。
今回は前回に続きまして、「エミリー、パリへ行く」のシーズン1・エピソード1の後編より、明日から使えるフレーズ集を紹介していきます。
以下の内容はがっつり前記事から引き継いでおりますので、「前編」をまだ見られていない方はこちらを先にチェックしておいてください↓
明日から使えるフレーズ集
"I just schlepped up these bags five flights"(もう5階分運んだよ…)
エミリーがパリに到着し、階段で自分の部屋まで荷物を運んでいるときの一言です。フランスでは2階から階数を数え始める文化だったんですね。
まず、普段見ないであろう単語 schlep は「苦労して運ぶ」という意味です。"schlepped + up"なので「上に向かって運ぶ」となります。動詞の後に続く up(もしくはdown)は物理的な位置と関連して使われます。Write down your name を例にすると、書く動作は基本下にある紙やノートに向かって行うので down が動詞の後につくわけです。※動詞+up は上を表す表現から派生して「強調・完全」の意味にもなります。ex. drink up(飲み干す), wash up(洗い上げる)
逆に見覚えのあるflight は「階をつなぐ階段」の意味で使われています。一般的には飛行関連で使われることがほとんどですので、この機会に頭に入れておきましょう。
"flight"(階段の意味)を使った例文:My room is two flights down.(俺の部屋は2つ下の階だよ)
"In case you change your mind"(気が変わった時の為にね)
案内人の男性がエミリーをデートに誘って断られたが、諦めずエミリーに連絡先を渡した際の一言。
ここで使われた in case は重要表現です!使い方は主に、1「in case + 主語 + 述語」(ex. In case you forget, 〜)、2「in case of + 名詞」(ex. In case of emergency, 〜)の2パターンです。どちらも「〜の場合には」という意味で使われます。なのでこのシーンでも「あなたの気が変わった場合に」という意味で連絡先を渡したのです。また、日常会話で頻繁に使われているのが Just in case(念のため)という表現です。よく耳にしますし便利な表現なので覚えておきましょう!
"in case"を使った例文:Take an umbrella just in case(念のため傘を持っていきなさい)
"The French are masters of social media"(フランス人はSNSに詳しいですよ)
エミリーがパリに赴任して最初の会議でSNSの重要性について話しているときに同僚のリュックが挟んだ一言です。
まず、絶対に覚えてほしいのが social media = SNS ということです。SNSを英語で話すときは social media と言います。私も留学当初はこのことを知らず、SNSという単語が通じず戸惑った経験があります。また、ここで使われている masterは「精通者」という意味です。日本でも特にゲームをする方はよく耳にする単語ですね。master は名詞だけでなく動詞でも「(知識・技術的に)精通する」と使うことができます。
"master"を名詞で使った例文:I'm a master of three languages(私は3ヶ国語を自由に使えます)
"master"を動詞で使った例文:I want to master Korean(韓国語を習得したいです)
" I really feel like I could be a big asset here"(会社にとって大きなプラスになれる気がするわ)
エミリーが彼氏に勤務初日はどうだったか聞かれた際の返答です。
ここで超重要な表現が、feel like 主語+動詞 で「〜に感じる、〜な気がする」です。そしてこれを覚える際に注意しておきたいのが、feel like doing で「〜したい」という表現と区別することです。feel like の次に続く言葉で意味が全く異なります。feel like doing の表現のいい例がブルーノマーズの有名曲 The lazy song"です。歌い出しの歌詞で、Today I don't feel like doing anything~(今日は何もする気が起きない)とあります。余談ですが音楽で英語学習したい方はブルーノマーズがオススメです。
次に大事なのが could be ですね。学校で could=canの過去形 と学びますが、この使い方はほとんどしません。今すぐ忘れましょう!では、このシーンの could は can をゆるくした感じだと思ってください。テキトーな説明に聞こえますが、言い換えると can の「できる、なれる!」の確信度を下げて「まぁできるっしょ、なれるっしょ〜」ぐらいの表現だと理解してください。could は他にも様々な使い方がありますので、またどこかで説明しますね。
"feel like 主語+動詞"を使った例文:I feel like I'm losing weight(痩せてる気がする)
"I'm wondering if I can share some ideas I have"(私のアイデアをいくつか共有させてくれませんか)
エミリーが上司にSNSを利用したマーケティング戦略の提案を持ちかけようとした際の一言目です。
wonder if 〜で「〜かしら」といった軽い疑問を投げかける表現になります。これはネイティブの方々もよく使う頻出表現なので覚えましょう!また、if の代わりにに5W1Hを使うこともできます。wonder when〜、wonder how〜 など。がっつり尋ねたいというより、これどうかなぁといった軽い疑問や不思議を言語化したようなものです。また、ここで使われる if は「〜かどうか」という意味で、「もし」ではありません。なので whether でも同じ意味で置き換えられますが、if の方がよく使われる自然な表現だと思います。
"wonder if"を使った例文:I was wondering if I locked the door(ちゃんと戸締まりしたか気になってたんだよ)
"No way... Why?" - "Long story" (ほんとに?どうして? - いろいろあったのよ。)
公園でランチをしていたエミリーがミンディという女性と出会い、彼女が昔アメリカに住んでいたことを明かした際のやりとりです。
会話でよく使われる No way は「ありえない、嘘でしょ」と驚きを表すスラングです。嬉しいとき・ショックを受けたときの両方で使えます。このように正反対の感情を同じ言葉で表すことが多いので、どんなテンションで言うかで聞き手の受け取り方が変わります。また、Long story は「色々あったの、話せば長くなるわ」という意味で、It's a long story を略した表現です。
"Chinese people are mean behind your back. French people, mean to your face"(中国人は陰口を言うけどフランス人は面と向かって言うわ)
エミリーのパリが好きかという質問に対するミンディの返答の一部です。ここの mean は「意地悪」という意味です。動詞では「意味する」と使われますが、形容詞になると「意地の悪い、卑劣な」となります。今回は「陰口を言う」と意訳していますが、「陰口を言う」を英語で直接的に表現すると Talk trash behind your back となります。talk trash(けなす、からかう)+ behind someone's back(〜のいないところで、影で)の組み合わせです。また、behind someone's back と反対の表現が to someone's face で「面と向かって」となります。
お疲れ様でした!
2記事に渡ってやっとエピソード1が終了しました。could の活用など、今回では説明しきれなかった箇所は実際に調べてみてください!能動的な学習のほうが頭に残りやすいし理解も深められますからね。
次回はエピソード2について。楽しみながら少しずつ知識を蓄えましょう!しっかりと自分で単語や文法の勉強をすることも怠らないようにしてください。これはあくまでサプリメントのようなものなので。
それでは、
あなたにとって今日も良い一日でありますように、、、